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「食べてすぐ寝ると牛になる」という言葉ご存知でしょうか?40代以上の方なら知ってると思いますが、食べてすぐ寝ると太る、消化が良くない、行儀が悪い・・・などを意味する言葉ですよね。
この昔から使われてきた「食べたらすぐ寝るな」ですが、実は肝機能障害を患う方には最高の行為なのです。そして更に足を上げて昼寝するとパーフェクト・・・本当なのです。
今日は、「食べたらすぐ寝る」そして「足上げて昼寝をする」と、どうして肝臓に良いのかお話をして、皆さんの肝機能アップに貢献したいと思います。
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肝臓は、人間の臓器の中で最も大きく、「代謝・解毒・胆汁分泌」といった様々な作業を行う化学工場です。そして、肝臓がこの工程を行う時には、大量の血液を必要とします。
実は、肝臓に流れる血液量は、「直立、歩行、寝る」で大きく違うのです。寝るが100%の血流だとすると、直立で70%、歩行すると50%にまで減少します。かなり血流に差がありますよね。
そこで「食べたらゴロゴロ寝る」がとても効果的になるのです。肝臓が「代謝・解毒・胆汁分泌」を行うには、出来るだけ多くの血液がある方が良いのですから、素直に食べたら寝れば良い訳です。
肝臓内にたくさんの血液を流すと、肝細胞が活性化され、肝臓の作業効率が上がります。つまり弱くなった肝臓が元気を取り戻すということにつながるのです。
肝機能障害は「安静が第一」とは言いますが、安静と言ってもただじっとしてるのではなく、この「食べたらゴロゴロ寝る」を取り入れて、肝機能をアップさせましょう。
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女性は足がむくみやすく、よく足を上げて横になると楽になると言いますよね。これは、重力で足やふくらはぎに溜まった水分や血液を肝臓や心臓に戻すと、むくみが解消できるからなのです。
この「足を上げて横になる」は、足に溜まった血液を肝臓に戻す事になるので、肝機能障害の方にもとても有効な行為なのです。
食後に15分を目安に目を閉じて、横になりましょう。枕の上に足を乗せて布団で寝るなどして肝臓に血流を増やして下さい。きっとあなたの肝臓は大喜びすると思います、「今日はずいぶん仕事がはかどるなあ」ってね。
肝機能をアップさせるには、安静にして食後すぐ寝る、忘れないで下さいね。
肝臓に良い事をしよう!
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今日は、肝臓が喜ぶ「食べたらすぐ寝る」「足上げ昼寝」についてのお話でした。あなたの肝機能アップに繋がれば幸いです。