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肝臓に良いお酒の飲み方【7つの心得】をまとめておきます。
肝臓病の原因となりうるお酒ですが、適量であれば昔から「百薬の長」と呼ばれ、どんな薬よりも健康になるなどと言われています。
肝機能障害、特にγ-GTPがが高い場合は、1~2か月禁酒をした後、今回ご紹介する【肝臓に良いお酒の飲み方】を実践してみて下さい。肝臓を壊さずに安心してお酒が続けられるかなと思います。



肝臓に良いお酒の飲み方一つ目は、皆さんがよく飲むお酒の適量を知っておく事です。
厚生労働省はお酒の適量をアルコール20g程度としており、この20gを各種お酒に当てはめると以下のような量になります。
☑ビール中瓶1本(500ml)
☑日本酒1合(180ml)
☑チュウハイ缶1本(350ml)
☑ウィスキー水割り2杯(シングル)
☑グラスワイン2杯(200ml)
お酒が強い人弱い人それぞれですので、多少上下する事はあると思いますが、毎晩飲みたいなら(休肝日は必要です)上記の適量を出来るだけ守るようにしましょう。


肝臓に良いお酒の飲み方として、楽しく飲んでストレス解消というのはとても大切です。グダグダと愚痴をこぼしたり、口喧嘩したりは、余計ストレスをためる事になり、肝機能をさらに悪化させてしまいます。
会社の付き合いも大切ですが、気の合う仲間との談笑や楽しいお酒を優先するようにしましょう。ストレス解消で肝機能がアップしたという方も結構いるのです。

酔いが回り始めるのは1時間ほど経過した頃なので、1時間経つ前にお酒を飲みすぎてしまうと、深酔いしてしまう可能性があります。
肝臓はアルコールを分解するのに1時間ほど必要ですので、駆けつけ2杯とか、駆けつけ一気飲みなどは肝臓を壊す大きな原因となり、肝機能がどんどん悪化していきます。肝臓に良いお酒の飲み方「飲み始め1時間はゆっくりと飲む」を忘れないようにしましょう。


✅大豆(冷奴、枝豆)
✅貝類(アサリのワイン蒸し、牡蠣)
✅ナッツ類(ピーナッツ、アーモンド)
✅肉や魚類(レバニラ炒め、鰻、青魚の塩焼き)
✅チーズなど
上記おつまみは、肝機能をサポートする力を持っています。鶏のから揚げ、ピザ、餃子、焼き鳥などが定番かもしれませんが、肝臓に良いおつまみを選ぶようにしましょう。

肝臓はアルコールの解毒だけでなく、薬の解毒も行う臓器です。お酒と薬などが同時に口に入ると、肝臓への負担は計り知れぬものとなります。風邪薬、漢方薬、鎮痛剤などで、肝機能障害を起こす方も多いので、「薬と一緒にお酒は飲まない」をお忘れなく。


肝臓がアルコールを分解する際、大量のお水を必要としますので、水を飲みながらお酒を飲むと肝臓の負担が大幅に減ります。
二日酔いの経験がある方でしたらお分かり頂けと思いますが、起床時に大量のお水が飲みたいですよね?あれは前日のお酒がまだ解毒出来ておらず、肝臓が水を要求している証拠なのです。
ですので、水を飲みながらお酒を飲む、寝る前にもお水を飲む、という習慣をこれから身に付けるようにしましょう。肝臓に良いお酒の飲み方=お酒は水を飲みながら。忘れないようにしましょう。

ビール、焼酎、ウイスキーなど、いろいろなお酒を飲む(ちゃんぽんする)と悪酔いする、酔いが速い、二日酔いになると言います。もちろんそれは正しいのですが、お酒1種類を多銘柄にするのも肝臓に負担をかけます。
例えば、アサヒスーパードライを飲んで、キリン一番搾りを飲むというのも肝臓に負担をかけます。それはアルコール度数が違ったり、原材料も違ったりしますので、肝臓が行う作業(栄養素の代謝・解毒・貯蔵など)が多くなるわけです。
お酒を飲む際は、ちゃんぽんはもちろんダメですが、1種類1銘柄のお酒にするようにして下さい。これが肝臓に良いお酒の飲み方の注意点です。

今日は、肝臓に良いお酒の飲み方【7つの心得】をまとめました。私も肝機能が悪い時期がありましたが、この7つの心得を行ってから、肝機能の数値で悩んだことはありません。7つの心得を実行して、肝機能の数値を正常値へしていきましょう。。