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貝類が肝臓に良いと言われる一番の理由は、「タウリン」が含まれているからです。他の貝類では、アサリ、ホタテなどにも、タウリンが多く含まれていますので、肝臓に不安がある方は積極的に食べるようにしたいですね。
今日は、肝臓に良い貝類、牡蠣としじみの概要と成分などについてまとめます。
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・牡蠣:海のミルク、中国では肝臓の漢方薬
・牡蠣:タウリン、グリコーゲン
・しじみ:タウリンで黄疸が改善
・しじみ:オルニチンの解毒作用
・牡蠣は生、しじみは味噌汁
牡蠣は「海のミルク」と呼ばれ、豊富な栄養素と肝臓に良い成分を多く含んだ貝類の一つです。また中国では、牡蠣を漢方薬として利用するほど、肝臓に良いと認識されているようです。
・牡蠣:タウリン、グリコーゲン
牡蠣に含まれるタウリンは、肝臓の薬としても使われてますし、身近なところではタウリン入りの飲み物なども発売されてますので、肝臓に良いという事はすでに知ってる方も多いでしょう。
また、牡蠣にはグリコーゲンという成分が豊富で、これは肝臓が行う解毒そして排出作用を強力にサポートしますので、肝機能が改善する可能性が高まるのです。
昔から、肝臓の調子が悪い時はシジミ味噌汁、と言いますが、シジミの成分を見ると、これは正しい言い伝えだと分かります。
まずは、先ほども取り上げたタウリンです。貝類に含まれるタウリンは、肝機能を強くする作用や、急性肝炎や肝硬変が悪化すると起きる黄疸症状が改善する事などが分かっているのです。
・しじみ:オルニチンの解毒作用
しじみに含まれるオルニチンという成分には、アルコールなどを解毒する作用があります。
オルニチン錠を飲んだグループと飲まないグループで比較した実験では、体のけだるさや疲労感などが有意義に改善したという報告も出ています。しじみに含まれるオルニチンが、肝機能を高める事を意味しています。
肝臓に良い牡蠣の食べ方は、生牡蠣で食べるのがベストです。ミネラルやタウリンなどの栄養素を失うことなく、肝臓に補給できるからです。
また、しじみに関しては味噌汁がベストです。タウリンは、お湯に溶け出す性質があり、味噌の大豆成分であるコリンやビタミンB2なども同時に摂取出来きます。
肝臓に良い牡蠣としじみ、肝機能に不安がある方は、ぜひ日頃の食事に貝類を入れるようにしましょう。
肝臓に良い食べ物を知って肝機能対策をしよう!
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今日は、肝臓に良い食べ物である貝類、牡蠣、しじみの持つタウリンやグリコーゲン、オルニチンなどがもたらす肝臓への効果をまとめました。せひ貝類を食べるようにしましょう。