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みかんは冬の定番の果物ですが、実は肝臓に良い食べ物で、臨床試験においても、γ-GTPを始めとする肝機能の数値が下がる事が確認されています。
特に、みかんは、お酒を飲むと上がるγ-GTPの数値への効果が大きく、肝機能障害のリスクが軽減することが明らかになっています。
今日は、みかんの持つ成分(β-クリプトキサンチン、ビタミンC、ペクチン)が、どのくらい肝臓に良いのかをまとめていこうと思います。
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・γ-GTPの上昇を抑制する
・みかんの袋に含まれるβ-クリプトキサンチン
・ビタミンCが豊富:抗酸化作用&活性酸素の排出
・ペクチンの食物繊維で毒素を除去
・お酒(ビール)を毎日1本飲む方は、そうでない方と比べ、γ-GTPの数値が2倍高い
・1日2~3個のみかんを食べる人は、そうでない方と比べγ-GTPの数値が30~40%下がる
飲酒習慣があれば、ほぼ確実にγ-GTPは上がるようです。そこで、みかんの登場ですね。みかんを食べて、γ-GTPの数値を30~40%下げてしまいましょう。そうすれば、肝臓を守りながら少しはお酒も飲めるようになりそうです。
みかんは、お酒飲みにはうれしい肝臓に良い食べ物なのです。
β-クリプトキサンチンが、γ-GTPの数値を下げる作用が確認されていますが、みかんは、レモンやグレープフルーツの60倍ものβ-クリプトキサンチンを含有しています。
その他、β-クリプトキサンチンは、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化のリスクなども軽減させるという臨床試験の結果も出ています。
つまり、みかんは、肝臓に良いだけでなく、生活習慣病の抑制する成分がぎっしり詰まっているという事になるのです。
・レモン果汁100gあたりのビタミンC含有量:50mg
・みかん果汁100gあたりのビタミンC含有量:40mg
抗酸化作用や解毒作用などがあるビタミンCの含有量が、あのレモンと比べてもそれほど差がないのです。みかんには、肝臓を守る活性酸素の排出も強いという事を意味しています。
・ペクチンの食物繊維で毒素を除去
みかんに含まれるペクチンは、食物繊維の一種なので、肝臓内の余分な脂や毒素をからめとり体外に排出します。よって、肝臓の脂肪肝が減少し、肝機能が正常化していく可能性があります。
また、肝臓の仕事の一つに「解毒」がありますが、その解毒をペクチンが助ける事になりますので、肝機能向上につながるわけです。
肝臓に良い食べ物を知って肝臓対策を立てよう!
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今日は、肝臓に良い食べ物みかん、β-クリプトキサンチン、ビタミンC、ペクチンとの関係をまとめました。肝機能の数値が正常値へ向かう事を願います。