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「栄養価が高い」「森のバター」「毒出し果物」など、いろいろな呼び名を持つアボカド。果物の中では、なんと世界一の栄養価を誇っているのです。
もちろん、アボカドは肝臓に良い食べ物であり、アボカドの呼び名の3つ目「毒出し果物」が、肝臓に良い食べ物と言われる所以となっています。
今日は、肝臓に良い食べ物アボカドの成分を解明して、肝臓に良い理由をお話していきます。
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・アボカドの栄養素:オレイン酸、リノール酸、パントテン酸など
・食物繊維の量:ごぼうと好勝負!レタスの5倍!
・グルタチオン:毒出し果物
・アボカド1個260kcal
アボカドは、全体の20%ほどが脂肪で出来てるため、太りやすいと敬遠されがちなのですが、オレイン酸、リノール酸といった良質な脂肪であるため、コレステロールや脂肪になりにくい性質を持っています。
その他アボカドは、体に必要な必修アミノ酸である、ビタミンA、C、E、カリウム、マグネシウム、リンなどもバランスよく含み、脂質異常症や高血圧の方にもお勧めできる果物でもあります。
また、肝機能を回復させる成分としては、肝臓の「代謝&解毒」作用を助けるナイアシン、肝細胞を再生する葉酸といったものも含んでいる、まさに肝臓にとっての最強の果物なのです。
アボカドは、食物繊維も見た目以上に多い果物です。100gあたりの食物繊維をご覧ください。
・アボカド:5.3g
・ごぼう:6.1g
・レタス:1.1g
アボカドの食物繊維は、ごうぼうといい勝負なのです。レタスと比較すると何と5倍もあります。
食物繊維は、余分な脂肪や毒素を排除する性質を持ちます。脂肪肝を減らし肝機能を向上させ、肝臓が行う解毒作用をサポートします。
アボカドが「毒出し果物」と呼ばれる所以が、このグルタチオンという成分があるからです。グルタチオンとは、グルタミン酸、システィン、グリシンという3つのアミノ酸が合成して出来た成分を言います。
グルタチオンは、強い抗酸化作用で活性酸素を消滅させ、肝細胞に出来る毒素やがん細胞などの抑制、そして排出する働きを持ちます。
つまりアボカドに含まれるグルタチオンは、毒物から肝臓を保護し、肝機能を正常な状態に維持する作用をもたらしてくれるのです。
グルタチオンが多いのは、アボカドの他に、アスパラガスやブロッコリーなどがあります。特に、ブロッコリーの新芽「ブロッコリースプラウト」は食べやすく、サラダや煮物の上に乗せれば、彩も良いのでお勧めです。。
・アボカド1個260kcal
アボカドは100g当たり190kcal、1個およそ260kcalあると言われ、世界一栄養価の高い果物としてギネスでも認定されています。
肝臓に良い栄養成分が多いアボカドですが、カロリー過多には注意が必要です。1日1/2個のアボカドで、肝臓に良い栄養素を十分摂取出来ます。
食べ物は何でも過剰摂取が原因で病を引き起こします。適度な量のアボカドを摂るようにして、肝臓を保護していきましょう。
肝臓に良い食べ物を知って肝機能の数値を正常値へ
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今日は、肝臓に良い食べ物アボカドの栄養素についてまとめました。ギネス世界一の栄養価を持つアボカドをぜひ毎日1/2個ほど食べるようにしていきましょう。