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LD(LDH)は、乳酸脱水素酵素とも呼ばれていますが、LD(LDH)単独で病名を判断するというより、他の検査の結果を見て病名を絞り込む時に使われる事が多い検査項目です。
今日は、LD(LDH)の正常値、年代別の平均値を一覧表でご覧いただき、LD(LDH)の数値が正常値を超える(下回る)とどのような病気が考えられるのか、そしてLD(LDH)を正常値にする方法をまとめていきます。
LD(LDH)乳酸脱水素酵素 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
正常値 | 100~230 IU/L ![]() |
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男 平均値 | 172 | 176 | 177 | 181 | 191 |
女 平均値 | 158 | 166 | 185 | 194 | 201 |
【LD(LDH)乳酸脱水素酵素】まとめ

LD(LDH)乳酸脱水素酵素の正常値は100~230 IU/Lですが、男女・年代別の平均値は150~200ほどで推移しており、特に大きな問題はありあせん。
LD(LDH)は、肝臓、心臓、腎臓、赤血球などにある酵素ですが、これらに異常が出ると血液中に流れ出るようになり、血液検査でLD(LDH)の数値が正常値を超えてきます。
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LD(LDH) 乳酸脱水素酵素 |
考えられる原因(病気) |
LD(LDH)> 230 | 肝臓病、白血病、皮膚筋炎、腎臓病、心筋梗塞、悪性リンパ腫など |
LD(LDH)< 100 | 遺伝、体質、糖尿病など |

LD(LDH)の数値が正常値でない原因を探す際は、他の検査項目の結果を見ながらとなるため、再検査は必須となります。先ほど言いましたが、LD(LDH)は、肝臓、心臓、腎臓、赤血球などにある酵素なので、このあたりの異常を考えるのが一般的です。
LD(LDH)の数値が正常値でない原因を探し出したら、その病の治療をすぐに開始しましょう。その病が上手く改善していけば、LD(LDH)も時期に正常値へ近づいていくはずです。
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今日は、LD(LDH)乳酸脱水素酵素の正常値、年代別の平均値を一覧表にして、LD(LDH)が高い原因と考えられる病気について考えてきました。一日も早く、LD(LDH)の数値を正常値へ戻していきましょう。